やったぜ!パブリケーション!(4)–個人差の進化的基盤を測定する尺度

2022/9に生活史戦略の個人差を測定する尺度(K-SF-42)の日本語版尺度開発論文が公開されました!Kawamoto, T., Kiire, S., Zambrano, R., Peñaherrera-Aguirre, M., & Figueredo, A. J. (2022). Development and validation of a Japanese translation of the K-SF-42. Plos One, 17, e0274217. DOI: 10.1371/journal.pone.0274217

生活史理論の説明は一言でするのはなかなか困難なのですが、生存・繁殖のためのエネルギー・資源の割り当てが、遺伝と置かれた環境によって異なり、それが戦略(行動パターンのセット)の個人差を生む、というものです。戦略の個人差は「生活史戦略」という1次元で表現され、今回作成した尺度は、個人がその1次元(遅い生活史戦略から早い生活史戦略まで)の連続体のどこに位置づけられるのかを測定するものです。

この尺度も、さまざまな指標との関連を検証し、かつ性別・年代での構造の不変性も示すものです。
日本語で生活史戦略を測定する20項目尺度(Mini-K-J, Kawamoto, 2015)もあり、今回の尺度はそれに比べると42項目とやや項目数が多いのですが、その分下位次元などを詳細に測定できることが期待されます。

(私もこの尺度を用いた研究があるのですが、早く論文化しないとなあ、、、)

なお、尺度は私のHPにもアップしてあります。